落とした「。」の拾い方

「。」を探す日々

才能のおはなし

 

みなさん、こんばんは!

 

なんだか騒々しい世の中ですね。

 

咳と微熱に悩まされています。わたしです。

 

マイコプラズマ肺炎にかかってから

なんだかずっと調子が良くないので

 

風邪を引くと咳だけ長引くんですよね…

 

といっても仕事を休めるわけでもなく

もらった薬も効かず鬱々とした日々を過ごしております。

 

 

ここを覗いてくれているみなさんは

どちらにお住いなんでしょうか?

 

テレワークや自粛なんてものが

まだまだ浸透していない

県に住んでいますが

 

そもそも私の業務は

会社のPCあってのものなので

出社するか会社のPCごとうちに設置するかしか

ないんですね…

 

いつもと違うこと続きで

疲れている方も多いのではないでしょうか…?

 

これを機に働き方等、

改善されていくといいなと思いつつ

今日も1時間以上かけて会社に向かうわけです。

 

 

さて、

先日某朝ドラを見ていたら

こんなシーンがありました。

 

 

恩師らしき人(よく見てなかった)が

 

「自分の才能から逃げるな、一生」

 

と主人公に語りかけます。

 

そのあと自身は

 

「私は無い才能を追ったんだ」

 

と話します。

 

 

あーーーー私は断然後者。

 

無い才能を追ってしまった。10年も。

 

しかし気づくこともあったので

少しお話させてください。

 

本日のタイトル、

 

「才能のおはなし」

 

 

おはなしした事があったか忘れてしまいましたが

 

私実はピアノが弾けるのです。

 

幼少期~中学2年生まで

音楽教室に週2で通っておりました。

 

おかげさまで絶対音感が身につき、

送り迎え+月謝を払い続けてくれた

両親祖父母に感謝しかありません。

 

 

ピアノと付き合うきっかけは

幼稚園でできたお友達でした。

 

 

その子達どちらもその教室に通っており、

私も通いたい!となったのです。

 

(こんな理由で通わせてくれたのか…と今でも本当に頭があがりません…)

 

そんなこんなで幼児教室がおわり

いよいよ小学生。

 

小学生にあがるタイミングで

コースが選べるようになりました。

 

週1で個人レッスン(ピアノ)だけをやるか、

 

週2で、個人(ピアノ)と数人のグループ(エレクトーン)をやるか

 

私はしょうもないきっかけだったにも関わらず

やはりこの頃から音楽にのめりこんでいたのか

 

週2で通うことを選びました。

 

教室の歌にもあったように

 

「からだじゅうから 歌がでる」

 

状態にこの頃からなっていたのです。

 

ここから更に私の音楽人生は加速していきます。

 

 

たくさんコンクールに出してもらいました。

 

隣の県まで出場しに連れて行ってもらいました。

 

作曲もしました。

 

もちろん教室の発表会にも参加しました。

 

遅くまで教室に通いました。

 

練習もたくさんしました。

 

コンサートにも連れて行ってもらいました。

 

 

 

 

 

 

あれ…?

 

全然うまくならない…

 

そう気づいたのは10年通った中学生の時。

 

 

そうです、

楽譜は読める、自由に弾ける

 

ただそれだけ。凡人中の凡人だったんです。

 

努力しました。

指のためにやりたかったスポーツもあきらめました。

 

辞めたいと思ったことなんて

1度もなかったのに

 

気づいてしまったんです。才能の無さに。

 

周りの子たちは表現豊かに弾いている。

賞もとってる。

わたしは?わたしは何が残った?

参加賞と銅賞のメダル。賞状。

賞をとれなかった自作の曲たち。

これに何の価値があるんだ。

 

 

受験期と重なり、家庭教師もつけてもらっていたため

わたしはピアノを辞めてしまいました。

 

 

ここまでが先日先程のセリフをきくまでの

わたしです。

 

何年引き摺ってるんだって話なんですが

 

幼少期~青春時代の半分を

ピアノにかけてきたんです。

 

子どもの私のアイデンティティ

それしかなかったんです。

 

なんとなくピアノに対して

後ろめたさを抱えていたのですが

 

「無い才能を追った」というセリフをきいて

 

自分の中でとても腑に落ちました。

 

宙ぶらりんになっていた気持ちが

 

ストンとはまったかんじがしました。

 

どうってことないんですが

 

あぁ、私は無い才能を追ったんだな。

 

と自分の中で整理することができたのです。

 

 

そこから考えました。

 

私の才能とはなんなのか。

 

 

まず、人から褒めてもらえることを

考えてみました。

 

そうしたら2つ、思い浮かぶことがありました。

 

完全に自惚れですごめんなさい。

 

 

1つ目は歌です。

 

通い始めた頃からずっと

歌うことが好きでした。

 

両親の歌がうまかったり

祖父母が舞台に立つ人だった関係で

 

音楽自体に関わる機会が多かったのです。

 

いや、そんなのきっかけに過ぎないのかもしれません。

 

私、歌が好きなのです。

 

歌が、好きなのです。

 

ありがたいことに

声をほめていただけることも多くて

歌やお話することがだいすきなのです。

 

 

もっと早く気づいていればよかった。

 

自分でもわかっていたんです。

いくらでも発信する方法はあったんです。

 

 

2つ目は文章を書くこと。

 

ピアノと同じくらいのめりこんでいたのが

読書でした。

 

これまた本好きの両親に恵まれ

毎週のように図書館に連れて行ってもらいました

 

フィクション系がだいすきで

空想力はきっとここから身につきました。

 

日常の中にありそうでなくて、

でも、自分が気づいていないだけで

ちょっと足を踏み入れれば

そこに世界が広がっているのではないか

 

そんなお話が大好きでした。

 

そんなこんなで中学生。

インターネットの世界に足を踏み入れました。

 

そこで出会ったのがブログです。

 

0時まで勉強、

そこから朝の3時頃までがブログタイムでした。

 

なぜそんなに時間がかかったかというと

 

記事を書いたあと、

一人一人のコメントをノートに簡潔にまとめて

全員に返事をしていたからです。

 

幸い読者も増えて学生ランキング1位。

 

ありがたいことに毎日たくさんのコメントや

メールを頂きました。

 

ここできっと

文章をまとめる力なんかが

身についたのかもしれません。

 

しかしこれも一旦辞めてしまいました。

 

受験の忙しさ、

高校生活の多忙さ、

そんなことを理由に遠のきましたが

 

わたしは2度もチャンスを逃してしまいました。

 

最初のセリフの通りには出来なかったのです。

才能から逃げてしまいました。

 

 

 

さて、時が経ち少し前のこと。

 

とある人にこんなことを言われました。

 

 

「驚いた。正直甘く見ていた。これは才能だ。絶対に続けて欲しい。」

 

学生時代ブログをやっていたことを

ちらっと話はしたものの、

実際に読んだことがなかった知人からの言葉でした。

 

このブログを始めて

数ヶ月経った時のことでした。

 

その他にも学生時代の記事をしっている方々からも

やっぱり面白いよ。と

お褒めの言葉を頂戴することが多く

 

努力が報われた気がしました。

 

 

そして妹には

歌をほめてもらえることが多いことに気がつきました。

 

何かと辛口な妹。

 

そんな彼女も私の歌だけは

いつも褒めてくれました

 

お前は歌が上手いな。

そんな高い音でないわ、やば。

 

と。

正直めちゃくちゃ嬉しい。

 

たまにここも読んでくれているのかな、

ありがとう。

 

 

そして、やはり彼の存在も大きいです。

 

私の全てを認めてくれます。

歌もブログも。生活も。見た目も性格も。

 

私の歌や保存してあるキャスなんかを

日常的に聞いてくれているみたいです。

 

みんなに聞かせたい、と

お酒を飲みながら歌が歌えるところにも

連れて行ってくれました。

 

とても気に入ってます。

 

ブログも1番に読んでくれて

感想を必ずくれます。

 

記事の下についているたくさんの星、

彼からのプレゼントだと

いつも嬉しく思っています。

 

Twitterやインスタに

更新通知を載せるようにしてみました。

 

きっとそこから来てくれているのは

私を知っている人たちですね。

読んでくれているみなさん、

本当にありがとう。

 

そして検索からも来ていただいているようで…

 

学生時代の名残なのか、

アクセス数が努力の証だと思っているので

こんなに見てくれているんだ…!と

嬉しく思っております。

 

みなさんの貴重な日々の時間を

このブログを読むことに割いてくれて

本当にありがとうございます。

 

 

地方の小さな街に住む

凡人中の凡人のわたしですが

 

大切な人を含めて

少しでも誰かを笑顔にできていたらなと

 

思いを巡らせるきっかけとなったわけです。

 

 

「無い才能を追った」のはたしかですが

 

決して無駄なんかではなく、

 

今改めて気づいた

わたしの好きなこと、ちょっと得意だと思えること、

努力することが苦にならないこと

 

これを才能だと呼んでいいのならば

 

一生付き合っていきたいです。

 

 

 

さて、外が明るくなってきました。

 

昨日ひとつ嬉しいことがあったんですよ。

 

通勤途中、引越し前の街で

おそらく最初に咲くであろう桜の木の前を

通ってみました。

 

なんと2.3輪ですが咲いていました!!!

 

早い!!!嬉しい。

 

自粛ムードの中、

今年はお弁当を持ってお花見~

なんてのはできないかもしれませんが

 

やはり桜はいつみても綺麗で美しいものですね。

 

開花を嬉しいと感じる気持ちも

きっとプラスの感性だと思うので

 

たまには自分を認めつつ

日々を過ごして行けたらなと思います。

 

 

それではみなさん!!

 

お身体に十分気をつけて!!!

 

手洗いはハッピーバースデーを2回歌うくらいの

時間がいいらしいですよ!

 

なんだか怪しい雰囲気になりますが!!!

 

そんな私は咳が止まらないので

病院に行こうと思います。

 

またね!